2ntブログ

バケツと状態変化

アオバ愛してる

『沈んでしまいましょう』

※青葉の一人称を『青葉/私』にしたりしてます

【 食品化/排泄】


ぐちゃ、にちゃ、と湿った水音がします。この扉の向こう——工廠の中から。……今の時刻は、マルヒトマルマル。提督や夜戦組を除いた艦隊の全員が寝ているはずなのに、誰かが工廠で何かをしている。その誰かを、私は知っているのですが。
……お手洗いに行こうと目を覚ました時、同室の彼女がいないことに気がつきました。

暗い廊下。ほの明るい月光の中、扉に手をかけます。取っ手が異様なほど冷たくて、声を上げそうになりました。

工廠の扉を開けてそっと覗き込むと、デスクに向かう彼女の背中が見えました。時折身体が揺れ、何かを食べているのだと分かります。

工廠で、何を食べてるのか?

そんな疑問が脳裏をよぎり、すぐに納得しました。

彼女はこちらには気づいてないようです。少し躊躇して、話しかけます。

「何をしているんですか——古鷹さん」

「——っ! あ、青葉?」


振り向いた古鷹さんが何をしていたのか。私は予感が当たってしまっていたことを理解します。そして、思いました。

——ああ、またですか。

今、古鷹さんが一心不乱に貪っていたものは、容易に想像がつきます。だって、口周りが赤い血で濡れているんですもの。……そういえば、今朝、イ級の死体が打ち上げられたって話がありましたね。それを工廠のフリーザーに突っ込んでおく、とも。

ばちばちと、古鷹さんの左目が明滅します。興奮しているんですね。

「こ、これは、違うの。ちょっと、その……えっと……」

狼狽する彼女に、平時の面影はありません。口周りの血を拭うことすらせずに、必至に取り繕おうとしています。

——穏やかな仕草に、憂いを帯びた瞳。けれども決して根暗などではなく、慈愛を注ぐ艦隊の良心。そつなく他人のことを肯定する、たおやかな少女。誰もが認める善性を持つ古鷹さんには、それらの長所を全て塗りつぶしてしまうほどの大きな欠点がありました。

異常性癖。

そう、よりによって彼女は、古鷹さんはありとあらゆる性癖を拗らせているのです。加虐趣味、被虐嗜好。薬漬け、寝取り寝取られ、ふたなり、被食、スカトロ、屍姦、状態変化、拷問、自殺未遂。艦娘として顕れるにあたり、古鷹さんはおおよそ良識とはかけ離れた、性の権化とでも言うような個性を付与されてしまったのです。
入渠すると塞がる傷口に指を突っ込んで搔き回し、達してしまう。遠征中に僚艦が排泄するのを横目で見て興奮する。死んだ深海棲艦の肉の臭いに官能を覚える。全ての道がローマに通ずるように、全ての事象、異常行動が性衝動に繋がってしまう。度し難い業の持ち主なのです。

……性癖なんて、普通に過ごす分にはバレることはありません。事実、このことを知っているのは、艦隊でも青葉たち姉妹艦3人と、夕張さん……あとは川内さんくらいなものです。
また、古鷹さんは自身が異常であることに自覚を持っていて、矯正しようとしているんですが。どうにもうまくいかないんです。

……見かけによらず、などと言いますが、だからこそ古鷹さんは天使たりえたのかもしれません。自分は幸せになれないと、彼女は自分のことを最底辺の存在だと見なすことで他人を肯定しているのだと、青葉は知っていました。

だって。自分も、似たようなものだから。

「その、これはちょっと……」

たどたどしく言い訳をする古鷹さんに普段の凛々しさはなく、せわしなく動く視線が彼女の動揺を物語っています。

堪えられずに、青葉は言いました。

「いや……わかってます。わかってますよ。大丈夫です、青葉は古鷹さんがどんなことをしても、軽蔑したり、見捨てたりしませんから。だって」

——だって、私は古鷹さんのことを愛してますから。なんて、言えたらどれだけ楽か。心がざらつきます。

「だって、古鷹さんは青葉の大事な僚艦ですから」

古鷹さんに歩み寄って、そっと肩を支えます。小さく震える古鷹さんの肩は華奢で、改装前とちっとも変わっていません。

「だから、何でも言ってください。青葉は出来る限り協力するので」




「た、食べられたい、ですか」
「う、うん。……あるんだよね? 食べ物にする機械が」
「確かにありますケド。本当にやるんですか?」

古鷹さんの口から出た願いは、あまりに度し難いものでした。

「うん。私を食べて……その、出して欲しい」

後半、声が小さくなりましたが。しっかり聞き取れました。……食べられて、排泄されたい。
……青葉も一度、経験したことがあります。ガッサと一緒にドリンクにされて、艦隊の皆さんに飲まれて。お、おしっこにされて。そこから復元される。……他にも時雨ちゃんとかが山城さんに食べられたりしてましたっけ。
とにかく、経験した身からすれば。アレはどうかなと思います。
興奮だったり、苦痛だったり、絶頂だったり、虚脱だったり、そういった感情を一気に押し付けられる感じがあって、あまり良いものではないのです。
断ろう。それがお互いのためだ。歪みには矯正が必要なんだ。そう分かっていました。

「青葉にしか相談できないんだ。だから、その」
「いいですよ」

けれども悲しいかな、涙声の古鷹さんに、顔を赤らめ、上目遣いでそんな風に頼まれると、私は断れないんです。だって。
だって、古鷹さんのことを、青葉は愛してるから。なんて。

どうしようもない大馬鹿です、私は。



「それじゃ、やってほしいことは全部説明したから……」
「は、はい!」

古鷹さんは裸になって機械の中に立ち、目を閉じました。
股間や胸を腕で少し隠し、俯いて私がレバーを引くのを待っている、その可憐な姿を写真に収めたい衝動にかられます。それは許されないことだと理解していても、どうしようもない劣情となって私の中で混み上がります。
古鷹さんをめちゃくちゃにしたい。

「それじゃ、やりますね」

がこん、とレバーを引くと、歯車が噛み合う音が響きます。扉が閉まり、古鷹さんの姿は機械の中へと消えて行きました。これから何が起こるのか、どのような処理をされて、古鷹さんが何を感じるのか。私は知る由もありません。
ただ、どうなるかだけは知っています。それは、先程古鷹さんが青葉に対してお願いしたので、そのようになる、それだけなのですが。

蒸気の音。鉄が熱くなる音。カチカチ金属が打ち付けられる音。それらに混じって、微かに古鷹さんの悲鳴が、矯声に似た叫びが聞こえます。防音になっているのにこれだけ聞こえる、ということは、中で相当大きな声で吠えているのでしょう。何をされているんだろう。……夕張さんの作った機械です、陵辱には違いないんですが。ロクでもないことになっているのだけは分かります。

五分、十分。それくらいでしょうか。機械の音がだんだん静かになってきます。やがて、チン、とベルの音が鳴ると同時に扉が開き、中からベロを出すようにプレートが飛び出してきます。
その上に、それは乗っていました。

食欲を誘う、こうばしい香り。

「……はは。本当に、クリームパンになっちゃいましたね」

そこには、こぶし大のクリームパンがありました。よく見なくても分かります。古鷹さんが無理やり整形されたのが、これです。お尻を突き出すように股を広げて、足を頭の方に倒した……俗に言うまんぐり返しの姿勢で、上から潰されたのでしょう。顔と、胸と、股間が強調された姿です。だらしなく口を開いて、目を細めている。絶頂ので固定された表情から、彼女は全ての感覚を白く塗りつぶされながらこうされたんだと伝わってきます。
焼いて膨らませるにあたって、華奢で白磁のようだった肌も、むっちりとした肉感溢れる、きつね色の美味しそうなパンに作り替えられています。
お尻や股に開けられた穴からは白いホイップクリームが顔をのぞかせていました。生クリームなんて入っているのか、そう思ってすぐに納得します。おそらく、古鷹さんから無理やり搾ったものをクリームにして、突っ込んだんだ。なるほど、確かに乳首がぷっくり膨らんでいて、搾乳された跡が読み取れます。パンの横には使い切らなかったのでしょうか、牛乳が置いてありますが、おそらくコレも古鷹さんのでしょう。

ぐっと、抑えきれない劣情が股から頭まで登ってくるのを感じます。数分前までそこにいた古鷹さんが、屈託なく笑う彼女が、こんな滑稽で様無い姿に変わっている。
青葉の内側の熱が形を成して、どろどろと溢れていきそう。きゅっと股の奥が疼きます。

——ぐぅ、とお腹が鳴りました。夜も更けていて、胃の中は空っぽです。それを意識した途端、口の中に唾液がいっぱい湧いてきます。頭では古鷹さんだと思っていても、身体はこれをクリームパンとしか認識しません。

……写真はやっぱり我慢します。

眺めるだけ眺めた後、手を合わせて。

「いただきます」


手に持つと、膨らんでいた古鷹さんのお腹に指が食い込んで、ぶび、とクリームが溢れてしまいます。慌てて指ですくって舐めてみると、優しい甘さが口の中に広がりました。

たまらずクリームの注ぎ口……元でいう股間部から、大きく一口、齧りとりました。

……! 古鷹さんの味がする!

普段の匂いだったり、お風呂上がりの匂いだったり、汗の匂いだったり。そういったものがブレンドされた、ふわりと甘くて、でもしつこく無い、上品な甘さ。生地本来の美味しさ、という表現で正しいかは分かりませんが、古鷹さんそのものだと私は感じました。

弾力のある歯ざわり。鼻腔まで突き抜ける香り。滑らかな舌触り。

口の中で噛み締めて。粉々にして、唾液と混ぜて、ペーストに。飲み込んで。それから躊躇わずにもう一口。

こんな美味しいもの、食べたことない。ほっぺが落ちそうです。

ほおばって、横にあった牛乳も飲み干して。味わう、なんて高尚なことはできません。ただただ貪り食べるだけです。

普段は良き理解者として側にいることで精一杯。心のうちに秘めていた古鷹さんへの征服欲はこんな形になったけれども。性干渉なんかよりもずっと興奮している自分がいます。

お尻の方からお腹、胸へ。部位によってバターの匂いが強かったり、甘ったるかったりして、いいアクセントです。全部、どろどろになって、青葉のお腹のなかへ落ちていきます。

顔を口に放り込んで、飲み込むと、ついに青葉は古鷹さんを一欠片残さず食べ尽くしてしまいました。胃の中に、先程まで無かったずっしりとした存在感があります。さするとこぽこぽと音が鳴った、気がします。満足して手を合わせました。

「ごちそうさまでした」



艦娘の身体は便利なもので、食事から排泄までの時間がだいたい決まっており、30〜60分と普通の人間よりも圧倒的に早いのが特徴です。戦場において早く吸収・排泄できた方が有利だ、との考えに基づいて設計されたはずなのですが。こんな所で役立つとは思ってもいませんでした。おかげで、今お腹の中にあるのは古鷹さんだけです。

海岸で集めたサラサラした砂をトレイにひいて、簡易なトイレを作ります。……公衆のトイレで出したら、色々と面倒ですからね。ドキドキはすると思いますが。

「…………うん」

心の準備を済ませると、ショーツを下ろしてトイレの上にかがみます。息を吸って、吐いて。小さく吸って、止めて。軽くいきむと、肛門を押し広げて排泄物が顔を出すのが分かります。下品な音がして、これも古鷹さんに聞かれてるのかと思うと、少し恥ずかしくなりました。
そのままお尻に力を入れて、一度に溜まっていたものをひりだします。

ねっとりと肛門が舐められるような感覚があって、変な声が出ました。けれど、あっという間でした。


砂の上にあるのは、若干太めの、一本のさつまいも型。

違うのは、色が茶色ではない、ということ。ただ、それだけ。それ以外は全てが糞便で、そしてそれは、古鷹さんの搾りかすでもあります。夕飯はもう出してあったので、これは正真正銘古鷹さん100パーセントからできています。青葉のお腹の中で、ありとあらゆる古鷹さんの素晴らしい要素を搾り尽くして、そしてこのような姿に変えたんです。


——ふ、古鷹さんを、青葉がうんちにしちゃった。その倒錯的な事実が私の脳みそを激しく揺さぶります。肌色で、髪の色があって。よく見ると、顔の面影があったり。でも、あの臭いと質感は糞便そのもので、てらてらと光るその様子はただの汚物でしかありません。

ふと、いつか交わした言葉を思い出します。

どの記憶の中の古鷹さんも、屈託のない笑顔を浮かべて、純朴で、美しくて、尊くて。

「あ、おしっこ……」

古鷹さんを食べる前、寝る前に出しきってたから、これも全部古鷹さんから搾り取ったもの。たぱたぱと古鷹さんの成れの果てに返してあげます。すぐにふやけて、形が崩れていきます。固形を保っていたものが、半個体、少し柔らかくなります。
——見間違いでなければ、古鷹さんはびくりと震えました。こんな姿にされても、意識があるのか。生きたまま、私のうんちにされたのか。
全身の血が沸騰するような気持ちです。どんな気持ちだったのか。口の中ですり潰され、胃で栄養の粥にされ。膵液と混ぜられて、小腸で濾し取られる。大腸の中で、さつまいものように整形させられて、肛門からひり出される。
どんな、気持ちだったんでしょう。

——きっと。いや、絶頂にまみれた旅だったに違いありません。根拠はないのですが、そう思います。


先程古鷹さんに言われた通り、先程まで彼女が着ていたショーツ……装飾の少ない、白い、素朴なそれを手に取ります。お尻を拭いてくれ、とのことでした。が、広げて少し驚きます。
クロッチの部分に、古鷹さんなの形がくっきり跡として残っていました。臭いから察するに、彼女は青葉に説明する間に想像して、ドロドロに濡らしていたんです。

「ど変態ですね……」

ショーツを放って、排泄物に被せます。それから、そのショーツの上に足をのせました。

ぶに、とショーツごしに古鷹さんの感触があります。小さく震えているのがわかります。汚い。けれど、古鷹さんなら汚くない、とも。いいや、古鷹さんが汚物になってることに興奮してるんでしょうか、青葉は。

それから、ぐちゃりと古鷹さんを踏み潰します。何度も、何度も。ショーツが黄色と肌色のシミで埋まっても、繰り返します。固形から、ペーストに。まるで絵の具を伸ばすみたいに。

自然と息が荒くなります。どんな気持ちなんでしょう。……気持ちよくなってるんでしょう、変態の古鷹さん?

顔や髪、身体の面影も全部しっちゃかめっちゃかに引き伸ばして、ただの汚物の残骸へ。

足を止める頃には、古鷹さんはもうなんだか分からないペーストになっていました。

私のドス黒い嗜虐心が股から背筋を登ってきて、ゾクゾクします。やった、やっちゃいました。

全部返したはずなのに、混ぜてあげたのに、あの素敵な古鷹さんとは似ても似つかない、肌色と黄色の混ざった臭くて醜い汚物がそこにある。どうしようもなく、私は興奮してしまうのでした。

「あ、まだ、返してなかったかも……」

私の陰裂から垂れる愛液も、古鷹さんから奪ったものだったんでしょうか。乱暴に擦って、すぐイッて。潮を吐いて。これで全部でしょうか。

いよいよ堪え難いことになってしまった古鷹さんの残骸を見て、私は奇妙な充足感で満たされていました。

——これを流して捨てたら、古鷹さんはこれからこの先、ずっと、永遠にこのままなんでしょうか。

もちろんそんなことはしません。けど。それを想像すると、またドキドキしてきます。


——写真、撮っちゃお。

ついに我慢していた心のタガも外れてしまいます。デジカメの画面いっぱいに写ったそれを見て、私もついに取り返しのつかない変態になってしまったのだと自覚します。元からだったのかもしれません、が。

古鷹さんの残骸がまた、小さく震えた気がしました。



高圧で気化した修復材を吹き付けることで、艦娘の身体をより効率よく、効果的に修復できる。これがその機械です。見た目はアイアンメイデンですが、要はスチームサウナです。

しばらくして、ぱかりと扉が開いて中から全裸の古鷹さんが出てきます。

「あ゛ー……青葉ぁ……」

ふらふらと覚束ない足取りで、今にも転びそう。慌てて私は駆け寄って、彼女を抱き支えます。

「大丈夫ですか⁉︎」
「あっ、さわらなっ! ——ッ! んゔゔゔぅ……! 」

私が触れた瞬間、古鷹さんは大きく痙攣して。そして、へなへなとへたり込みました。
体調が悪そうにふらふらしてたのは、腰が砕けてたからで。全身が性感帯になった状態で、私に触られた古鷹さんは、あえなくイッてしまったのでした。
呆然とする私の目の前で、座り込んだ古鷹さんはしょろしょろと失禁をします。それにまた興奮しているのか、彼女はびくびくと震えて、小刻みに喘ぎ声を漏らしています。

「あ゛ーっ……あ゛ーっ……」
「だ、大丈夫、ですか?」

しゃがんで、彼女の様子を伺います。と、古鷹さんは吐き出すように言いました。


「あ、おば……あのさ」
「は、はい!」
「すっ…………ごくよかった……ありがとう」

「え、ええと」
「また……ダメ?」

扇情的に潤んだ目をバチバチ光らせて、私の方を見てきます。断れるはずもありません。

「い、いいですけど」

古鷹さんは満足げに笑います。その様子は、いつもの純朴で清楚な彼女そのもので。すると、青葉は再び奇妙な嗜虐心に襲われてしまうのでした。

どこまでも沈んでいく、深海よりも深い、光の届かない方へ。分かっていても、逃れようがないと察してしまいます。

古鷹さんを愛してる、だなんて言い訳の自己満足に浸って、どこまでも、どこまでも。

おしまい
  1. 2017/11/21(火) 09:19:16|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<【必読】はじめに。 | ホーム | プライド>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://greatbucketmen.blog.2nt.com/tb.php/98-e145e745
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

かんやん

Author:かんやん
だいたいツイッタにいます

カテゴリ

未分類 (7)
平面化 (10)
膨体化 (1)
その他形状変化 (7)
食品化 (3)
物品化 (2)
被食・スカトロ系 (3)
非状態変化 (1)
おえかき (11)
2.3.4 (0)

このブログの総閲覧数

そうえつらんすう

総閲覧数

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する